更紗とアジアの良布 Rumiko KOGA
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2006年03月
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シンデレラ
23
Mar
2006
オリジナル
posted by rumikokoga
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10
オランダ入植後のインドネシアでは、ヨーロッパ向けの更紗が作られていました。 東インド会社(オランダ)からの注文もあったといわれています。 当時のヨーロッパの流行だったのでしょうか、更紗には、シンデレラや、赤頭巾ちゃん、 フラワーブーケ(花束)などの模様が多くみられたようです。 こちらの更紗は、オーダーし作ってもらったものです。 シンデレラと王子様に、フラワーブーケが描かれています。 背景となる地模...
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古渡り更紗
23
Mar
2006
コレクション
posted by rumikokoga
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18
日本で「古渡り更紗」として珍重されてきた、更紗の紹介です。 古渡り更紗の多くは、インドで作られたものです。 この布の大きさが、インドネシアのサロン(腰衣)のサイズというところや、また、インドネシア 向けによく作られていた模様や構図という点から、インドで製作され、インドネシアに渡り、 それから日本に入って来たのではないかと考えられます。 インド更紗は、交易品として需要が高く、東西に運ばれたという...
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ウィリアム モリス展
20
Mar
2006
情報いろいろ
posted by rumikokoga
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8
友人から寄せられた情報です。 19世紀英国を代表する、工芸デザイナー、ウィリアムモリス展が、館林美術館(群馬県立)で 4月15日-6月18日まで開催されるとのことです。更紗の模様によく似たデザインや、どこか 東洋的なデザインを数多くのこしていることもあり、モリスのテキスタイルや、彼の活動にとても 興味を持っています。 ウィリアムモリス---デザイナー、詩人、社会思想家として、産業革命の進展によって ...
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日傘
16
Mar
2006
クラフト
posted by rumikokoga
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12
春らしい陽気にはなったものの、日傘が必要な時期はまだ先ですね。 写真右奥の薄桃色の日傘は、母のものを借りて、返しそびれてしまったものです。 10年あまり私の手元にあり、ちゃっかり愛用しています。 お店を営む方々が、更紗やアジアの布を仕入れに、うちにいらっしゃることがあります。 玄関に立てかけたこの日傘を見て、どなたも「私も更紗で作ってみよう...」と手にとられて いました。更紗のプレゼンテーシ...
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金更紗
14
Mar
2006
オリジナル
posted by rumikokoga
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0
ペルシャ、インドに由来する生命樹の模様です。 中央に描かれている樹木は、ペーズリーの原型とも言われる糸杉。 糸杉の中の模様は、宇宙観が描かれていると言われています。 落葉せず、不死のイメージがあることから、西アジア地域では 神木として崇められてきたようです。 一家の健康や繁栄を祈り、壁に掛けたり、間仕切りのための 暖簾などに使われてきた大判の布です。 色づけの型押し後、さらに金...
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ニティック
09
Mar
2006
布の話
posted by rumikokoga
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0
ニティックとは、インドネシア語で「擬似文様」のことです。 前回ご紹介したインドの「パトラ」への憧れを、バティック(ジャワ更紗)の産地であるジャワ島ならではの「ろうけつ染」で描いています。舶来の織物(カインチンデ)の模様を、真似て染めているので、ニティックとか、カインチンデと呼ばれています。 インドネシアで、現在も王宮の残る中部ジャワ。王族が身につけるニティックの模様は、 インドのパトラにもよく似て、...
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スラカルタ
07
Mar
2006
布の話
posted by rumikokoga
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2
『スラカルタのオールドバティックと岩井窯のカップ』の紹介です。 春の訪れが楽しみで待ち遠しいこの頃です。 晴れた日には、バティックを2~3枚洗って干して、 春の出番まで、ながめたりと楽しんでいます。 先日、2枚のバティックを取り出してみました。 写真は、その中の1枚のスラカルタ(ソロ)の鶯茶色のバティックと、 お気に入りのカップを合わせてみました。 以前、同内容の写真・文を掲載していましたが、 ...
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パトラ
05
Mar
2006
布の話
posted by rumikokoga
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0
織りの最高峰と言われるインドの『パトラ』。 マハラジャ(王様)や貴族たちのみが着用を許されたものです。 パトラへの憧れから生まれた模様は、アジアの各地で見ることができます。 奄美大島の大島紬の「花菱」模様も、そのひとつではないかと言われています。 パトラには、指定された模様が数十種あり、ダブルイカット(経緯絣)、シングルイカット(緯絣)の 技法で織られます。写真は、難易度の高いダブルイカット。 デザイ...
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イワンティルタ 来日記念講演 <参加・協力>
02
Mar
2006
ほか関連イベント
posted by rumikokoga
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0
インドネシアで、バティックの父とも言われるイワン ティルタ氏の来日記念講演が、2005年6月10日(金)、日本記者クラブ プレスセンター(東京・内幸町)で開かれました。ユドヨノ大統領の初来日にあわせて、経済視察団の一員として来日でした。 イワンティルタ氏は、インドネシア大学法学部助教授当時、美術にも興味を持ち、1960年後半から、中部ジャワの王宮舞踊の研究をするうちに、衰退するバティックの現状を憂い、...
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松井田の「享保雛」
01
Mar
2006
日々是
posted by rumikokoga
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6
ちょっと足を伸ばして、群馬県碓氷郡松井田町の「五料の茶屋本陣」に「享保雛」を見に行きました。茶屋本陣は江戸時代に大名が宿泊したというお茶屋です。 享保雛は、少し背の高いお雛様でした。 昭和初頭までの雛人形や、嵯峨の衣裳雛などが飾られていました。 あまりの数の多さに、圧倒されてしまいました。 いつの時代のものか分かりませんが、端正な顔立ちで、 しとやかな表情のお雛様や、お内裏様もありました。 表情...
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