FC2ブログ

更紗とアジアの良布

ARTICLE PAGE

インドの布

布の話
  • comment4
  • trackback0
インドのショールを帯に仕立ててみました。
主に、欧米に輸出用に作られる、人気の高いショールです。

この布、部分的に透けるところがあることや、図柄あわせの点から、二部式の帯になりました。
手先部分は、両面使えるようにして下さり、どこを表に出すかで、また違った雰囲気になります。

最近、着物や帯のお仕立てなど、きもの工房さんにお願いしています。
奥様の藤原さんは、ほんとに布がお好きな方です。
「この部分を、こう活かすと・・・」と、布が好きな者同士、話が盛り上がります。
また、いろいろと教えてくださいます。




今年に入って、電車やバスでの移動が多くなり、読書時間が増えました。
車で生活していた頃には、得られなかったゆとりの時間です。

読書体力、能力ともに落ちた(!?)ため、実用での本しか読まなくなりつつあります。
もう何年も、ジョイス、グンデラ、イエイツ、シェイクスピア・・・を手にすることもありません。

そんな中、天才ピアニスト G・グールドもこよなく愛した一冊だという
夏目漱石の「草枕」を読んでみることに・・・




山路を登りながら、こう考えた。

智に働けば角が立つ。

情に掉させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とにかくこの世は住みにくい




とはじまります。

文中にぐいぐい惹きこまれましたが、文語体まじりのストーリを、必死に追うものの、
途中、挫折してしまいました。現在は、本棚でお休みいただいています。

---初冬の昼下がり、忙しい手を休め、G・グールドを聴きながら、お気に入りの結城紬に、
この帯に銀メッシュの帯紐を〆て、身を正して、読みかけの「草枕」に再挑戦してみようかと思ってみたり・・

雰囲気作り、形から入ることも、大切だと思うこの頃でございます。
・・・知性溢れる大人になるためには。(笑)




きもの工房 『ドレッセ』 藤原染洗工房
 
★今年もドレッセでは、今月22日~26日まで、年に一度の企画展が開催されます。
 帯に良さそうな布を、すこしだけ出品させていただきます。

Comments 4

針刺し家  
No title

最近乱歩全集を 読破しました
子供時代に 少し帰ることが出来ました
大人の帯ですね 素敵です

2008/11/18 (Tue) 08:43 | EDIT | REPLY |   
kimono_koubou_2  
No title

着物と組み合わせると、素敵ですね!
Sayaさんの布は、とても味の有る素敵なものが多いので、どの部分も使いたくなってしまうのです。
あれやこれやと、考える時間の方が多くて出来上がるまでに時間がかかってすみませんでした。
お預かりしている芭蕉布や苧麻の反物を、どのように生かすか
精一杯考えさせてください。
私は最近年のせいか、文語体で書かれた聖書の言葉が、心に響きます。私の方が古い世代に近いせいでしょうか?
それとも、年がそうさせるのでしょうか?言葉の響きから来るニュアンスが、文語から読み取れるのです。

2008/11/18 (Tue) 15:58 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

はり様 さすが!!乱歩の全集を読破とは、ちょっとまねできません。
ちょっと渋めのコーディネートですが、大人っぽく見られたい・・と
まだ、とぼけたことを言っている私には、ちょうど良いみたいです。
中身が伴いませんが・・・(笑)

2008/11/18 (Tue) 20:54 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

きもの工房様、芭蕉布、上布、どう仕上がるのか楽しみです。

文語体のほうが心に響くとは・・・素敵ですね。
言葉の響きが美しいとは思うものの、どうしても楽な方に・・・と
脳が退化するようでございます。反省(笑)

2008/11/18 (Tue) 20:58 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply