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更紗とアジアの良布

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インド・サリー パトラほか

布の話
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近年珍重される、インドの手織りサリーのご紹介です。
120×550cm(平均)の大きさなので、サリーとしてだけではなく、
ドレスや、着物の帯はもちろん、羽織も仕立てられ、幅広くご利用になれます。

これらの布は、10年ほど前に、友人で、現在茨城大学に勤務する山田桂子さんが、
当時の織りの現況を知るために収集したものなどです。資料としても活躍しました。

その頃、乾きが早く価格も手ごろな、化学繊維の布に人気があったようですが、
この数年で大きく変わり、新富裕層の間で、再び伝統模様や、手織りの良さが好まれているようです。



(↑画像を、自然光で撮ったものに差し替えました。より実物に近いと思います 20日21時)

写真・左から 

1)海松色(暗い黄緑)に金糸のボーダー シルクサリー・こちらは機械織りです

2)レグホーン(クリーム)色に浮かび上がるような絣×エメラルドグリーン シルクサリー・手織り

3)モーブ(強い青紫) シングルイカット(緯絣) シルクサリー・手織り

4)群青色×ピーコックグリーン パトラ シングルイカット(緯絣) シルクサリー・手織り

5)鴇色(ピンク)のタイダイ 総絞り・シルクサリー・手織り




   パトラは、上位カーストや富裕な商人らの人々が、花嫁衣裳などの晴れ着として、
   着用してきた特定の経緯絣のことを指しています。

   菱形の連続を応用した幾何学模様(写真・4)や、具象表現模様などが特に有名です。
   東南アジア、日本、ヨーロッパでは、遥か異国の情緒と、高度で豊かな文化を伝える
   布地として愛好され、大きな影響も与えたようです。

   ダブルイカット(経緯絣)のパトラは、現地でも3千ドル(US$)は下りませんが、
   シングルイカット(経絣)なら、手ごろに買えることから、新富裕層に人気があるようです。

              『装うインド・インドサリー』展 図録 国立民族学博物館刊  
                  山田桂子さん、図録内寄稿文より一部抜粋





「武相荘」(白州次郎・正子邸)に展示された、白州正子さんのきものコレクションの中に、

パトラ風の布で作った帯があります。パトラでなかったのが残念ですが、ふと、そのことを思い出して、

パトラを引っ張り出してみました。現在、パトラは、ダブルイカットが2枚、シングルイカットが5枚あります。

お問い合わせいただければ画像をお送りします。



---これから年末までに、撮っておかなければいけないものが、まだまだたくさん!あります。


Comments 8

chocoholic  
No title

素敵ですね~。
インドのサリー、1度着てみたいんですよね~♪

2008/11/18 (Tue) 20:26 | EDIT | REPLY |   
針刺し家  
No title

サリーは柄が 豊富で 楽しいですね
鮮やかな色も好きですよ

2008/11/18 (Tue) 20:34 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

choco様 手織りのサリーは、シャリ感があって、
身体にまとわりつかないので着易いですよ~。
結婚式にいかがでしょう。似合いそう!(←勝手に想像)

2008/11/18 (Tue) 21:02 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

はり様、ほんとに鮮やかですね。
布地が大きいので、何を作ろうか眺めるのも楽しみです~。

2008/11/18 (Tue) 21:04 | EDIT | REPLY |   
cre*mwa*e1*79  
No title

色合いが絶妙でいいですね。飾っておいても様になりそうです♪大人っぽい中に可愛らしさがありますね!

2008/11/21 (Fri) 09:31 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

絣模様の中に、かわいい模様が織り込まれていたりするので、楽しいです。
ハートもあるんですよ。一般的に考えられるハートなのかは?です。

2008/11/22 (Sat) 08:50 | EDIT | REPLY |   
kou*yuan  
No title

サリー、布も興味ありますが素材の糸にもっと好奇心があります大層高価ときていますが・・・・
サリーの古布等を解いて織ってみたら面白いなーと考えています。

2008/11/22 (Sat) 14:12 | EDIT | REPLY |   
Collection Saya  
No title

公舟織様、サリーを解いて織ってみるのも面白そうですね。
新しい糸を整経して、糸を掛けて織る方が楽なような気がしますが、
解いて織るのはかなり大変そうですね。そうでもないのでしょうか?
経緯絣なら、どうなることやら・・・考えただけでくじけてしまいます(笑)

2008/11/24 (Mon) 20:26 | EDIT | REPLY |   

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