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更紗とアジアの良布

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ソンケットとカラカラ

布の話
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我が家はマンションなので、昔ながらの蔵はありません。
奥行き150cm、幅400cmくらいのクローゼットを、ここでは「蔵」と呼ばせていただくことにします。
その蔵は、収納力は抜群にありますが、詰め込みすぎてしまい、魔界(!?)になりつつあるのが現状です。

Japon et l'Orient (ジャポン エ オリアン)のイベントを間近に控えて、
ようやく重い腰を起こし、蔵出しを始めることにしました。
これまで展示会などに出す機会のなかった布だけでも、100枚以上はあると思います。

どれを撮ろうかと迷っていると、つい、選んでしまうのは、下の画像の布です。




沖縄発の月刊誌「Urma」でアジアの布特集の監修を務めたときに、
表紙を飾った布とカラカラ(酒器)です。
どちらも、蔵から出てきました。*残念ながらその号は、すでに完売しています

その表紙を真似て撮ってみたかったのですが、一番下に敷いた黒芭蕉布が手元ありません。
すべてが揃っても、雑誌のプロのカメラマンのようには、上手く撮れなかったでしょう。。。

その特集号では、まずは構成を考え、「海の道」を思わせる模様の数々をメインに、文章つくりでPCに向かい、
取材と撮影があるからと、家の片づけをしたり・・・と大忙しでした。

二週間、ほとんど眠る暇もなかったものの、楽しく、充実した日々でした。
すこし若かったんですね。きっと。
結局、22ページもカラーで取り上げてくださり、まるで、永久保存版のようになりました。
しかし、発売後に気がついた、文中のミスが・・とても恥ずかしいです。


---この金糸の織布は、スマトラ島の古いソンケット(織布)で、肩掛けに使われていたものです。
金糸と言っても本物の金ではなく、ピューター(錫)ではないかと思われ、重みもあります。
これまで多くのソンケットを見てきましたが、かなり珍しいものです。


焼き物は、壷屋焼のカラカラ(酒器)です。もう何年も使っていませんが、20年近く前に購入し、
泡盛や焼酎を入れて使っていました。焼き締めなので、お酒がまろやかになるような気がします。


黒芭蕉布は、藍の重ね染めで黒に近い色を出しています。
その分、飴色の芭蕉布よりも手間も掛かり、昔は、正装に着用され珍重されたそうです。
それも、ハギレとして出品しようか、迷っているところです。
着丈が短いので、ほかの布を合せて、片身替わりに仕立てると、良いかもしれません。


どれも、今まで展示会などで販売する機会がありませんでしたが、今回、気に入っていただける方が
いらっしゃれば、お譲りしたいと考えています。
・・・どれもお求め安い価格に設定します。

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