FC2ブログ

更紗とアジアの良布 Rumiko KOGA

ARTICLE PAGE

アジアの民・暮らしの『布紀行』 2004年後記

展示会のようす
  • comment0
  • trackback0




このときは、ひと月もの間、2タイトルに分けて、

私が企画製作したものや、所有する布の展示会をしていただくことになりました。


まず、更紗展は、あっさりと決まりました。もう一つの展示会は、

どのようなタイトルにしようかなどと、収集した布の山をぼんやり見ながら考えました。

それぞれの布を手にしたときの、旅のエピソードを思い出しました。

「娘が結婚するのでお金が要るんだ、この布を買ってくれないか」と持ちかけられたこともあります。


どこの国にも、布を纏(まと)う楽しみや、実用品の一つとして染め、織った布があります。

その多くには、豊穣祈願、家内安全、子孫繁栄、信仰心などにまつわる模様が描かれています。

今も母から娘へと受け継がれ、守り続けられているのです。


国際関係の仕事でアフリカ・アンゴラに赴任していた友人から、

売上の一部をアフリカのHIVの子どもたちの自立に役立てたいとの話があり、

彼女から買い取ったアフリカの布もわずかですが手元にあります。


友人は、各国での生活の経験があるからでしょう、かなり目の肥えており、

譲り受けた布もしっかりしていました。たとえば、草ビロードでは、これほどしっかり

ラフィア(ヤシの繊維の一種)目が詰まったものは、ほかでは見たことがありませんでした。


いろいろ考えているうちに、アジアの民・布紀行としての小旅行の気分を少しでも

味わっていただけないものかと、アジアの民・暮らしの「布紀行」となった次第です。


この展示会では、私も数日、店頭で説明させていただきました。

沖縄という土地柄か、染織関係の方が多いように感じました。


「この織り模様は面白い、今度、取り入れてみよう」

「沖縄にもありそうな模様もあるんですね」との感想や、

「アジア雑貨のものとは違いますね」といったお話もいただきました。


沖縄は、作品の送料や交通費など経費が掛かることから、

展示会を開催するのは難しい条件にあります。

でも、わたしにとっては、だからこそ、楽しく有意義な機会になりました。


沖縄での展示会を通して、アジアの人たちのもつ、本来の技術をお見せすること、

知っていただくことの大切さを学びました。


沖縄に限りませんが、見たい方のいらっしゃるところで、

布を目にして、手に取っていただければと考えています。


ピアチェーレオーナーの重信さんとは、ワインの話に盛り上がりました。

とても楽しい思い出となりました。

皆さん、ありがとうございました。


アジアの民・暮らしの『布紀行』

中央アジアの遊牧民のキリム・ウズベキスタンの花刺繍スザンニ

ビルマの蓮布・芋麻でつくった韓民族のポジャギ・雲南の華刺繍

2004年7月15日(木)~31日(土)
ギャラリー ピアチェーレ 沖縄・那覇
TEL/FAX 098-831-9898


■その時のご案内のはがきはコチラ■
http://blogs.yahoo.co.jp/rmkn980302/folder/27912.html

Comments 0

Leave a reply