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更紗とアジアの良布

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2004年6月 那覇市民ギャラリー後記

展示会のようす
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 沖縄での展示会。地理的になかなか実現できないので、2つのタイトルで展示しました。

「生命樹」がメイン、併設で「海の道伝え合った文化」のタイトルで開催しました。


アジアを旅する中で、気に入って収集していた布の模様に、ある時、「生命樹」という

構図があることを知りました。宗教や民族を越えて、各地で見ることが出来る模様です。

今では、わたしが「生命樹」の模様を集めていることを知っているので、友人、知人も

旅行の際に見つけて買ってきてくれることもあり、コレクションも増えました。


 沖縄の人たちが祈る平和への願い、自然との共存、ごく普通に、暮らしの安全や豊かさを

祈る姿を見聞きしていくうちに、理屈なしに「生命樹」を理解してもらえると感じました。


 「海の道伝え合った文化」は、アジアの布に、沖縄や日本国内でも見かける、類似の模様や

技法、品々を集めたものです。染織のほか、インドネシアに伝わる「ジョコタルブット」(羽衣伝説)

の巻き絵、タイの北部でみつけた、沖縄の三線を小振りにしたような蛇皮の「スンリス」などの

コレクションも数多く展示しました。沖縄に共通することもあり、多くの皆さまに関心を持って

ご覧いただきました。


6日間の展示期間に、のべ700名もの方々にご来場いただきました。

「生命樹という言葉に、どこか惹かれますね」

「布に、たくさんのメッセージが込められているように感じる」

「沖縄の花織りと、そっくり」

「沖縄はアジアと近いんだ」

といった言葉を大勢の方からいただきました。

会場の隅に設けた販売コーナーも、多くの人でにぎわいました。


 沖縄という土地柄もあってか、染織家、歴史研究家、工芸家、作家、音楽関係者--と、

クリエイティブなお仕事をされている皆さまから、感想を伺うことができました。

沖縄ならではの発想もあり、よい刺激を受けました。


 ほかでも同じことを書いていますが、

沖縄は、作品の送料や交通費など経費が掛かることから、

展示会を開催するのは難しい条件にあります。


 でも、わたしにとっては、だからこそ、楽しく有意義な機会になりました。

2つの展示会を通して、アジアの人たちが持つ本来の技術を知っていただくことの

大切さを感じ取りました。沖縄に限らず、見たい方に、布を手に取って、目にして

いただければと願っております。


この企画も、山田桂子さん(茨城大学助教授)が協力してくれました。

また、沖縄在住の写真家山田實さん、勉さん、あやふにの金城さん、ティーアンドティの比嘉さん、

ピーエムエージェンシーの松田さん、沖縄製粉の宮城さん、沖縄タイムスの知念さん、

鄒さん、池宮城さん、城間さん。(順不同)

あらためて、皆様のご協力に感謝を申し上げます。


生命樹
アジア各地の染織に描かれる
花・獣・樹木

併設 伝え合った海の道

2004年6月22日-27日
10:00~19:00
(来場18:30・最終日17:00まで)
那覇市民ギャラリー
(那覇市久茂地パレットくもじ9F)
入場無料


主催 古賀るみこ(Collection Saya主宰)
後援 インドネシア大使館
協力 山田桂子(茨城大学助教授)



■その時のご案内のハガキはこちらから■

http://blogs.yahoo.co.jp/rmkn980302/18323.html

*展示会の様子を紹介されました。(沖縄タイムス2004年6月23日夕刊)

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