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更紗とアジアの良布

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パトラ

布の話
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 織りの最高峰と言われるインドの『パトラ』。

 マハラジャ(王様)や貴族たちのみが着用を許されたものです。



 パトラへの憧れから生まれた模様は、アジアの各地で見ることができます。

 奄美大島の大島紬の「花菱」模様も、そのひとつではないかと言われています。



 パトラには、指定された模様が数十種あり、ダブルイカット(経緯絣)、シングルイカット(緯絣)の

 技法で織られます。写真は、難易度の高いダブルイカット。


 デザインを決め、糸を染めて、機にかけるまでに長い時間を要します。

 そして、あらかじめ染めた経糸と、同じく緯糸が、きれいに合い、

 ずれがなく模様が浮かび上がるように、丁寧に織り上げていきます。

 デザインを決め、織りあがるまでの工程に7~9年かかると言われています。



 私も織物の真似事をしていますが、ダブルイカットの技法で、

 それも6mを織り上げることを考えると、気が遠くなってしまいます。



 写真は、インド南部ポッチャンパリで織られたパトラです。

 インド政府がパトラに指定する織り手の一族のものではありませんが、

 引けを取らない確かな技術で、丁寧に織り上げられています。


 ポッチャンパリ パトラ ダブルイカット(経緯絣) 現代 サリー 128×580cm

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