バリで長年お世話になっている家のお父様が逝去され、夫婦で葬儀に参列しました。
バリヒンドゥー教での葬儀は、この世のすべてのことから解放されて、
次のステージへ旅発つ「お祝い」と考えられているそうです。
その家は夫人が王家出身で、それは華やかな葬儀でした。
友人から、画像見せて~とのリクエストが多いので、一部お見せします。
夫人から葬儀中の撮影係?を頼まれ、最終日の火葬までの4日間に密着していたため、
1000枚を超える画像があります。その中から絞り込むのもたいへん!な作業でした。
お通夜の朝、葬儀のための聖水を汲みにでかける行列です。
お通夜には、ガムランの楽団による演奏も入り、屋敷内がぎゅうぎゅう詰めでたっくさんの人でした。
画像は祈りをささげるお母さん。
葬儀最終日の朝、お父さんの棺となるバッファローや、山車も出来上がってきていました。
屋敷内には、朝から、警察や軍人も出入りして、、、どんな葬儀になるのかな~と思ってみたり。
屋敷内での儀式を終え、火葬場となる寺院までパレードです。
画像は、一行のガムランの演奏が聞こえ・・・それを待つ人々。
バッファローに、お父さんのご遺体と、あの世へのみやげ物などが詰められ、
男女の人形は、あの世へ迷わずに行けるよう案内人なのだそうです。
・・・灯がともりました。在りし日のお父さんを思い出され。
計6頭(だったか?)のバッファローにも、次々に火がはなたれました。
ちなみに、場外には消防車が待機。
これなんだと思いますか?すべてお供え物なんです。すごい量でした。
いつも屋敷内の同じ場所に腰掛けていた、口数もすくない物静かなお父さんでした。
先にお会いした時には、お父さんのミネラルウォーターのペットボトルを、
自分のものと間違えて持って帰ろうとしてしまい、「返してくれよ」と言われ苦笑
・・・それが最後となりました。
---バリの葬儀では、故人が安心して旅立てるように、遺族は涙を見せてはいけないのだそうです。
孫娘たちは、優しいおじいちゃんを思い出しては、涙をこらえているようでした。
今年は葬儀に出席する機会も多く、死生観を考えるようになっていたところでした。
次のステージへの旅立つためのお祝い。・・・そうやって見送られたいですね。
自分の葬儀?にも取り入れたいことがいくつか増えました。
家族から頼まれたこともあり、撮ることのできた葬儀の写真です。
画像を公開することも、一応、バリの家族の承諾を得ています。
どこか画像の貼れる無料ページを探して、たくさんの画像をお見せできる方法を考えま~す。