縞のミステリー
読書の秋をしていましす。中でも一気に読んだのが『縞のミステリー』竹原あき子著 光人社刊 です。
日本では縞模様で知られるサントメ。現在は、IT産業の躍進で知られるムンバイ(旧マドラス)に、16世紀 ポルトガル人の作った街「サントメ」がありました。
交易時代、舶来品の中にあった縞の布を、日本人は粋だと好んだようです。それに「サントメ」と名付けます。サントメ=セントトーマスは、キリストの弟子の一人。この地で布教中に亡くなったという伝説・・ここまでは、よく知られたはなしですが、
ヨーロッパでの縞は、悪魔の布と考えられ、社会の秩序を乱すものに縞を着せた。とパストゥール著「悪魔の布」にあるといいます。
日本国内では、270も縞の名前があるそうです。その縞もイスラムにおいてはアラーの精神とあり、広くはアフリカの需要を考えたオランダが、バティックを作っていたことにまで触れています。
(帯より)エキゾチック縞をめぐり、アジア諸国、ヨーロッパ、アフリカ、イスラム世界を旅する。〈中略〉・・縞、その正体をめぐる、産業、デザイン、歴史のエッセー 。
ーーー読み応えのある一冊でした。
日本では縞模様で知られるサントメ。現在は、IT産業の躍進で知られるムンバイ(旧マドラス)に、16世紀 ポルトガル人の作った街「サントメ」がありました。
交易時代、舶来品の中にあった縞の布を、日本人は粋だと好んだようです。それに「サントメ」と名付けます。サントメ=セントトーマスは、キリストの弟子の一人。この地で布教中に亡くなったという伝説・・ここまでは、よく知られたはなしですが、
ヨーロッパでの縞は、悪魔の布と考えられ、社会の秩序を乱すものに縞を着せた。とパストゥール著「悪魔の布」にあるといいます。
日本国内では、270も縞の名前があるそうです。その縞もイスラムにおいてはアラーの精神とあり、広くはアフリカの需要を考えたオランダが、バティックを作っていたことにまで触れています。
(帯より)エキゾチック縞をめぐり、アジア諸国、ヨーロッパ、アフリカ、イスラム世界を旅する。〈中略〉・・縞、その正体をめぐる、産業、デザイン、歴史のエッセー 。
ーーー読み応えのある一冊でした。