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更紗とアジアの良布

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PATRA

布の話
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布の虫干しや整理をしていると、パトラに関連するものが出てきたので手を休めました。インドでは、マハラジャのみが着用を許される、指定された模様のダブルイカット(経緯絣)のことをPATRA(パトラ)いいます。

今も昔もパトラは高価なものですが、その昔には神聖なものとして、そして富の象徴として珍重されました。現在も日本では古渡のひとつとして愛され、インドネシアではCinde(チンデ=舶来のもの)として、宝ものとして家にのこされていることがあります。


 Yoshie ITANI コレクションより
インドネシア渡りのパトラです。かなり古く18世紀頃のものでしょうか。



古賀るみこコレクション・こちらは17年くらい前のもの

当時の流行を伺い知ることができます。現在の詳しい状況はわかりませんが、政府の管轄する店でしか入手することができませんでした。


Nitik 結城白生地反物に染めたバティック・by Collection Saya

パトラや織模様に憧れたインドネシアでは、、NITIK(ニティック=点で描く、擬似文様)としてろうけつ染で描いたバティックもあります。その伝播文化の楽しさと、模様の華やかさが好きで、Batik製作によく取り入れている文様です。


ジョグジャカルタでも、身分の高い人の正装に着用されています。王宮舞踊を観賞すると、パトラから発展したバティックに出会えます。腰に巻かれ布先を指に挟み優美な舞でした。


ずいぶん前にジョグジャカルタで購入した正装用の帯です。こちらは、織でもなく染でもなく機械プリントです。時々、ながめて使い道を考えてみることもありますが・・資料として持っていようと思います。

本国インドでは、技術の発展と衰退を繰り返し今日にいたっておりますが、近年、新富裕層などからの需要があり、パトラの模様を採用したシングルイカット(緯絣)に人気があるそうです。

パトラや、パトラ由来の布が、これから各地でどのように発展していくのかを考えると、まだまだ話は続きそうです。
 

Comments 1

kazuma_x1  
No title

こんばんは~、いい柄 ですね~

2016/05/05 (Thu) 21:26 | EDIT | REPLY |   

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