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更紗とアジアの良布 Rumiko KOGA

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考えるとき

日々是
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ここ数年、漠然と思ってきたこと。

これほどまでに人は自然を侵すことをして、

それを積み重ねて、

どこに向かっていくのだろう…と。

 

温暖化がもたらす環境問題、

種子のこと、

農薬がもたらす食の安全への問題。

間近で見て感じた医療のこと、

薬のこと。範囲を広げると、

資本主義、民主主義ってなんだ?と。


気になりながら、

考えなければいけないことが

多いと感じなががら、

人任せにしてきたように思う。

 

コロナウィルス騒動の前は、

ウィルスといえば、

恥ずかしいことに、

インターネットのウィルス感染に

を取られていたように思う。


外出自粛を機に、

本を読みなおしたり、

考え直す機会に恵まれた、

ととらえたい。

 

コロナウィルスの流行で、

予想だにしていなかった状況がうまれた。

早い終息を願いつつ、

底の見えない怖さを感じている。

風邪でもケガでも、

医院に行けば、

抗生物質を出してくれる。

くすりをのめば、悪化せず、

化膿しない…と信じてきた。

 

ウィルスは目に見えない。

ウィルスの完全な撲滅はできず、

ウィルスも生き残るために、

変化を続けているという。


人間の欲望で、

開発や観光のために、

未開の地に入り込み、

新しい感染を繰り返している

ともいわれる。




 (↑画像は、RUMIKO KOGA ORIGINAL WORKS.)


バリ島で長年お世話になっているお宅の、

夜明け前の庭をイメージして描いたもの。


噴水からしたたり落ちる水の音

鳥たちは人間が目覚めぬうちに、

と飛び交い、鳴き声を響かせる。

ほんのりした湿り気で

しっとりした空気。

樹木から落ちた草花、

芝の間のしずくや昆虫

・・・

 

一日を豊かにしてくれる、

夜明け直前の時間が好き。

バリの屋敷では生命力が

漲るような朝を迎えることができる。

少し前まで、気軽に行けていた

外国が遠く感じる。

 

・・先日、読んだ「土と内臓」で

著者のディビット・モンゴメリーは、


肥満、アレルギー、米、ジャガイモは、

みんな微生物が作り出していた。

植物の根と、人の内臓は、豊かな微生物圏の中で、

同じ働きをしている…と説明している。


土壌次第で、

腸の環境がつくられる

というわけだ。


腸内フローラの

重要性がいわれる中、

食物の育った土壌が

大きく関係していることは、

なんとなくわかっていたけど、

あらためて考える機会に恵まれた。

 

私たちは、まだ、

それをなんとなくわかる世代。

後世のために、

きちんと考えなければいけない時に

来ているのだと思う。



蛇足ですが、、、

画像の作品は、結城の白生地反物に、

ジャワ更紗トゥリス(手描き)の技法で、

表裏に描いています。


インドネシア国内のニュースで

話題になった作品の一つです。

長年、「紺屋の白袴」でいたところ、

試作の布の一部を自身の帯に仕立てました。

 

ちなみに、これまでどの作品も、

作品名を付けたことがありません。

お求めいただいた方に、

命名していただければ

良いとの思いからです。

 

大雑把で、なんでもテキトーな

性格ではありますが、

オリジナル作品は、

ジャワ更紗の地位向上と、

100年後に残せるものとの思いから、

珍しく、真面目?に

とりくんできたつもりです。