トルコのミラーワーク布
ボトルに入ったものは、最近お気に入りのチュニジア産「薔薇の花の蒸留水」と、
「オレンジの花の蒸留水」です。どちらも紅茶に数滴落とすと、ふくよかな香りを楽しめます。
バラの香りは優美な気分にしてくれると言いますが、実は最近まで苦手な香りでした。
三歳年上の姉が、一足早く社会に出てから、人並みにお洒落をしていました。
化粧品をローズのシリーズで統一し、部屋にはローズの香りがたちこめていました。
その頃、姉は辛い恋でもしていたのか、どうも落ち着かない様子。
そのためか、私はローズの香りを良い香りだと思ったことがありません。
今思うと、姉を真似るようなことはしたくないという思いがあったのかもしれません。
私が社会に出てから好んだのは、オレンジブロッサム(ネロリ)。
すがすがしい気分になり、一時はとても好んでいました。
先日、友人にいただいた紅茶が、これまで味わったことのないふくよかな香りを放ち、
とてもおいしくいただきました。薔薇の蒸留水入りで「美容に良い」とも言っていました。
ずっと年上の友人ですが、肌がみずみずしい理由は、これだったのかもしれません。
その後、「バラの蒸留水」と「オレンジの花の蒸留水」も購入しました。
お茶に落とすだけではもったいないように思い、化粧水も作ってみました。
それぞれ、尿素、グリセリンを加えるだけで、なかなか良い化粧水が出来上がりました。
アロマテラピーに詳しい知人に聞くと、
アンチエイジングや、ライトアップ、トーンアップに良い効果が期待できるかもしれない
と効能を教えてくれました。現在は、その日の気分で楽しんでいます。
これからの季節のお肌の乾燥には、尿素を多めに入れたローズウォーターで対応できそうです。
天然香料として、ケーキやお菓子作りに利用しても良さそうです。
・・・姉は、こういう効能を知っていたのでしょうか?
今ではバラの香りは、苦手ではなくなりました。
布は、友人にもらったのお土産です。おそらくトルコのものだと思います。
ブータ(ペイズリー)模様の機械織りに、ミラーワークが施されています。
欧米に輸出用に作られているものだと思います。
昔は、ミラー(鏡)ではなく、雲母片が使用されていたようです。
これからの季節には、ぬくもりのあるキリムや中央アジアの織物が重宝します。
カップは、ROYAL ALBERT 英国製。
引き出物にいただきましたが、上手く使いこなせずに、なかなか出番がありません。
バラの模様だったことを思い出し、今回久しぶりに出してみました。
蒸留水の産地、チュニジア(カルタゴ)については、またの機会に...。
■布の表面の画像を追加しました■
今ごろ気がついたのですが、蒸留水の下に敷いた布は、裏面を表にしていました。