ジャワ絹更紗の仕覆
ゴブレットというか、ワイングラスは、沖縄の「為又」(びーまた)の土を使った焼締め。
昨年、暮布図(くらふと)展に出品した、沖縄在住の陶芸家ポールロリマー氏にお譲りいただいたもの。
それに、ジャワ絹更紗のハギレで仕覆を作ってみました。制作は水野このみさん。
今年のはじめ、お針子作家の水野さんと、名古屋の徳川美術館で開催されていた徳川家所蔵の
「名物裂展」を見に行きました。さすが徳川家、茶道具、衣装や、古渡り更紗、錦織、緞子の裂など、
素晴らしいコレクションの数々でした。
現代に残された技術を駆使しても、あの頃の、細やかな織布や染布は、
作ることはできないのでしょうか。そう思うと、先人達の技術の細やかさと、美意識に、
あらためて学ぶものは多いと感じます。
大事にしたいモノを、好きな布で包む。
楽しいですね。