結城紬白生地反物/ジャワ更紗絵羽鳳凰文様 <製作前の話>
少し前に手に入れた結城紬の白生地反物を、どう染めようか考えていたところ、
「出来上がり次第で買っても良い...」と有難いお申し出をいただくことができました。
さっそくバティックや、カラムカーリの図案を見ながら相談していくうちに、ソロ地方
(中部ジャワ・インドネシア)のバティックに描かれる、鳳凰模様を、絵羽のお召しになるように、
染めてみようということになりました。
絵羽とは、一枚の絵のような仕上がりにするため、まず白生地をきものの形に仮仕立て
(羽縫い)をします。この仮仕立てをした白生地に、下絵を描き、それをほどきます。
染めやすいように、再び一枚に縫い合わせ、ろうけつ染めを施そうという試みです。
出来上がりは、早ければ来年の4~5月というところでしょうか。
ソロ地方特有のソガという染料を使う、茶系で落ち着いた色合いのバティックを考えていますが、
仕上がりを考えると、期待と不安でドキドキしてしまいます。
・・・今は、眺めてイメージトレーニング中(!?)です。