vol.2コースター/暮布図craft展 2007・KANSAI
昨年、世田谷で開催した「暮布図展」には、フォトジャーナリストの
吉田ルイ子さんがお越しくださいました。コースターや、カフェマットを手に取って、
「手縫いなのね。ぬくもりがあるわ」とおっしゃり、ご購入下さいました。
吉田さんの前で、私は緊張してしまい、その様子にスタッフもどぎまぎしていました。
高校生の頃、吉田ルイ子さんのフォトエッセー「ハーレムの暑い日々」や
「自分を探して旅に生きてます」(いずれも講談社文庫)は、大きな刺激になりました。
数年前には、「国際平和につくした日本人」の一人として、教材に紹介されたと聞いていたこともあり、
お越しいただいたときに、その話をすると、吉田さんはとても照れ臭そうでした。
「あなたは、どこか(の国)で、何か探せたのかしら?」と声を掛けられ、
「まだ旅の途中なのかもしれません。迷いや悩みばかり多くて」と、
自分でも思いがけないことを口走ってしまいました。
やわらかな口調とまなざし。
その優しさがストレートに、ファインダーを通して見つめる眼となっていたのでしょう。
吉田さんと出会って、若い頃に刺激を受けた存在は、いつまでも大きいのだと実感しました。
今では、女性カメラマンも珍しくなくなり、時代も変わりましたが、
現在、高校生の姪に、吉田さんの本を薦めてみました。
---私は、気に入ったやきものや、ワイングラスに敷いて、お茶や珈琲、ワインを
楽しんでいます。吉田さんは、どのようにお茶や、お酒を楽しんでおられるのでしょう。
そんな考えが浮かんできます。
画像・上
カップ敷き/ジャワ更紗や、インド更紗と綿の布を組み合わせています。
杉山千代喜さんの制作
*暮布図craft展では、クラフトに最適な、更紗のハギレセットも販売いたします。
画像・下
展示会終了後、吉田ルイ子さんからのサイン入りのポストカードをいただきました。
普段は額に入れて飾っています。
暮布図craft展
20077年6月15日(金)~23日(土)まで「風来」(明石・兵庫)にて
JR・山電「明石」駅 徒歩10分
http://blogs.yahoo.co.jp/rmkn980302/33177241.html